アンケート・取材をもとにしたパッケージデザイン

学校内アンケートの結果と取材協力いただいたお話をもとに、薬のパッケージデザインを制作しました。 本デザインは、未来の服薬パッケージの一例として提案するもので、よりよいセルフメディケーションの実現を目的としています。 誰にとっても使いやすく、購入時に迷いにくく、正しい服用につながるデザインを目指しました。

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風邪薬のパッケージデザインは、症状別に色分けを行い、パッケージ全体のデザインは統一します。これにより、売り場に並んだ際にも直感的に違いが分かり、利用者が迷いにくくなります。また、すべての製品にピクトグラムを必ず採用し、文字が読みにくい方や外国人の方にも、ぱっと見て用途が伝わるよう配慮します。 さらに、重要な注意点については、暖色系の帯としてパッケージ前面に配置し、見落としを防ぐ工夫を行います。 加えて、実際のドラッグストアでの陳列を想定し、値札部分に二次元コードを設置することで、購入前に服用方法や成分の特徴について、薬剤師による解説や利用者の体験談を確認できる仕組みを提案します。

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効果・効能については、パッケージの裏面に簡潔で分かりやすく表示し、あわせて点字機能を付けます。これにより、視覚に配慮が必要な方でも、触ることでどのような薬であるかを確認することができます。さらに、音声スキャナをパッケージにかざすことで、多言語対応の音声案内を聞ける仕組みを導入します。服用方法や効果・効能を音声で確認できるため、高齢者や外国人の方、視覚に配慮が必要な方でも、安心して薬を服用できると考えます。



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本提案の一番の目玉として、パッケージに掲載した二次元コードから専用アプリへ連携する仕組みを採用します。このアプリを通じて、薬の服用履歴や購入履歴を管理することができ、飲み忘れの防止や過剰摂取(オーバードーズ)への対策につながると考えます。さらに、未成年の過剰服薬防止の観点から、家族間で服用履歴を共有できる機能も導入します。これにより、保護者が服用状況を把握しやすくなり、家庭内での見守りや声かけにつなげることができます。また、複数の薬を服用している方に向けて、飲み合わせの確認ができる機能や、オンラインで薬剤師に相談できる仕組みも導入します。OTC医薬品は家庭に常備薬として置かれていることも多く、ドラッグストアで購入する際に必ずしも薬剤師や登録販売者に相談できるとは限りません。そのため、購入後でも専門家に確認できる環境を整えることが重要であると考えます。加えて、注意点については、できるだけ文章に頼らず、イラストやピクトグラムを活用し、ぱっと見ただけでも重要な情報が伝わるよう配慮します。





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錠剤が小さいことで、視覚に配慮が必要な方や手指の動きに制限のある方にとって、PTPシートから薬を取り出しにくいという課題に着目しました。そこで、点線に沿って折り曲げることで錠剤が押し出しやすくなる構造を採用し、誰でも無理なく取り出せるよう配慮しました。さらに、誤飲を防ぐために、一定の動作を加えなければ錠剤が取り出せないチャイルドロック機能を組み合わせています。大人は点線に沿って折り曲げて押し出すことで取り出しやすくなる一方、子どもが偶然触っただけでは開かない構造とすることで、取り出しやすさと安全性の両立を図っています。また、PTPシートにはピクトグラムを表示し、文字に頼らずに薬の種類や用途を一目で判断できるよう工夫しました。服用後に剥がしてお薬手帳に貼ることができる付箋のような仕組みを取り入れることで、服用記録を簡単に残せるようにしています。さらに、専用のタッチペンを使用することで、多言語対応の音声案内を聞くことができ、視覚に配慮が必要な方や外国人の方にも分かりやすいPTPシートを目指しました。このような工夫を施すことで、子どもから高齢者、視覚や手指に制限のある方まで、誰もが安心して使えるPTPシートになるよう配慮しています。

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